おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

「ハリーポッターのおかげで息子がフェミニストになった」記事がすごく良かった

この記事がすっごく面白いので、英語が読める人は是非原文を読んでほしいです。

「ハリーポッターのおかげで、私の息子がフェミニストに」

medium.com

 

※この記事の著者は、あの『ティール組織』を書いたフレデリック・ラルーですよ…!

 

日本語で要約してみます

お父さんが息子にハリーポッターを読み聞かせ

・51歳男性が、8歳の息子に「ハリーポッター」シリーズを音読してあげる(あの長編を全部ですよ…すごい)

 

ハリーポッターシリーズの性差別に気付く

・ハリーポッターシリーズは「衝撃的に性差別的」(shockingly sexist)だった

・強いキャラクター(ハリー、マルフォイ、ダンブルドア、ヴォルデモード)は全員男性。名家では父親が働き、母親は専業主婦。

・そこそこ力を持った女性キャラクターは、いずれも「より力のある男性」に使えている。

・ホグワーツで恐ろしいことが起こると、必ず少女たちが悲鳴をあげ、少年たちが行動を起こす

 

性別転換して読み聞かせ

・そこで、「私のバージョンでは、少年たちが悲鳴をあげ、少女たちが行動を起こすことにした」。

実は以前から、子ども向けの絵本や小説の性別ステレオタイプ(男性は仕事、女性は家庭)を懸念して、登場人物の性別を入れ替える試みを夫婦で実践してきたそうです。

 

・しかし、ハリーポッターの第3巻を読んでいる途中で、この方法の限界に気付く

・そこで息子に相談する。「お父さんはハリーポッターは大好きだけど、どうしても性差別的な表現に抵抗があるんだ」

 

ゲームにすることにした

・素晴らしいアイデア:「性差別的な固定観念に気付いたら、お父さんにひじでつついて教えてあげる」ゲームを始めよう!

・すると、ハリーポッターの様々なシーンで、父も気づかないような性別ステレオタイプに次々と気づいて教えてくれるようになった

・息子はハリーポッターだけでなく、広告やシリアルの箱でも性差別を発見して教えてくれるように

 

まとめ

・「男性が感情を出すのは弱さの表れ」等の社会通念はまだ根強い

・でも息子は「性差別的な役割分担は時代遅れ」「誰もが自由に道を選べる」と知っている

・あなたもこのゲームに参加してください!

 

私の感想

・ハリーポッターを何時間もかけて音読してあげるなんて、なんて豊かな時間だろう…私もやりたい。

・父から息子に、性差別について教えるというのはすごく良いな

・絵本内の性別役割分業は私も気になっていた(しまじろうとか)。試しに私も「性別をひっくり返すゲーム」をやってみたい

 

私が最も好きな一文はこれです。

”How many more generations of men do we want to raise whose inner life is stunted, and who cannot experience life in its fullest?”

私も自分の息子を「experience life in its fullest」できる人間に育てたいです。

 

3歳長男は今のところ「男だから泣いちゃいけない」とか「家事育児は女の役割」とか思っている様子は無さそうです。

でもいま話題の鬼滅では主人公の男の子が「長男だから」「男だから」と責任感を感じて頑張る姿が描かれていたり、子ども向けの絵本に出てくる「お母さん」はまだまだ専業主婦が多かったり、善かれ悪しかれ様々な性別ステレオタイプにさらされて育っていくことになるのだろうと思います。

そうしたコンテンツをすべて避けるのはそもそもムリだし、あまり私が事前検閲して避けさせることはしたくないので、「世の中にはまだまだ性別ステレオタイプがある」ということと、「性別ステレオタイプになるべく気づいて欲しい」「性別ステレオタイプから自由に生きて欲しい」というメッセージを、折に触れて息子たちには伝えていきたいなと考えています。

 

次に読もうと思っている本 

下記の記事で紹介されている本が良さそうなので読んでみます。

女友達の夫は、4歳の息子が泣くと「男の子だろ!」と言うらしい。

彼女が「そういう言い方はしないで」と注意すると、「男社会では強くないといじめられるんだ」「この子のために言ってるんだ」と反論して、聞く耳をもたないという。

(中略)

『これからの男の子たちへ』の対談の中で、星野俊樹さんが以下のように語っている。

『(男の子が転んだ時に)「そうだよね、涙が出るよね、泣いていいよ、怖かったよねえ」と共感し、その不快な感情を言語化してあげることで、はじめて子どもは「これは恐怖なんだ」と感情を認識し、受け入れることができる』

引用:夫と男児を育てるのが無理ゲーすぎる問題|アルテイシアの59番目の結婚生活|アルテイシア - 幻冬舎plus

 「これからの男の子たちへ」、良いタイトルですね。読みます。

 

 

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